【ロンドン17日共同】英食品基準局(政府関係機関)は17日、妊娠中や授乳中の女性がマグロを摂取しすぎると、中に含まれる水銀が胎児や乳児の神経系の発達に悪影響を与える恐れがあり、マグロ缶なら1週間に中サイズ2個、ステーキなら週1個にとどめるべきだとの警告を発表した。
食品基準局は同時にサメ、メカジキ、マカジキなどについても同様の注意をするよう呼び掛けた。妊娠がありうる女性も気を付けた方がよいという。ただこれ以外の人は、大人も子どもも気にする必要はない。
ウェッジ局長は「毎週恒常的にこの基準以上の量のマグロを摂取する女性はそれほど多くないだろうが、妊娠前後はこのことに留意して食事してほしい」と述べた。
食品基準局が問題視している海中の水銀は、水俣病の原因となるような工場が直接流す有機水銀ではなく、海全体に広がる微量の水銀が寿命の長いマグロなどに高濃度に蓄積されるものだと考えられている。
日本でも福岡大などが2001年10月の水銀国際会議で、出産時の母親と胎児の血液などの水銀濃度を調査し「現在は安全圏内だが、今後の増加に注意が必要」と発表している。
ZAKZAK 2003/02/18