|
![]() |
|||
![]() |
|||||
|
2002年7月24日放送
|
|||||
|
|||||
|
|
Aさん一家は、この通りに作ったのにうまく豆腐ができなかった。失敗した原因は、「五つ、一気ににがり入れ」で間違えていたからだった。
にがりがきれいに混ざっていなかった。にがりを入れるのは熟練のいる作業で、手作り豆腐ではもっとも失敗しやすいところ。達人のように、特殊な道具を使って一瞬にして満遍なく混ぜればできるが、一気に混ざらないと、一部が固まった豆腐が出来てしまう。
湯葉ができる温度になると、大豆のたんぱく質が変性し固まる準備が始まります。この時間を5分以上続けないと豆腐がしっかり固まりません。あーこりゃこりゃと湯葉を味わっている時間は、豆腐を固めるのに必要な時間なのです。
沖縄・座間味島では、にがりの代わりに海水を使って豆腐を作っている。にがりは海水から塩を取った残りもの。したがって、海水でも豆腐は作れるのです。
にがりは、海水から塩を取った後に残ったもの、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが多く含まれる。海水10リットル中に、塩分は約350グラム、にがりは約20グラム含まれる。
大豆のたんぱく質はマイナスの電気を持っていて互いに反発している。プラスの電気をもつにがりが入ると、電気的に打ち消しあって、反発力が小さくなりたんぱく質がくっつく。それが網の目のようになって豆腐ができる。
90度の豆乳ににがりを入れると大豆のタンパク質はすぐに固まり始める。達人は、この間にすばやく均一ににがりを混ぜ豆腐を作っていた。しかし、これは熟練がいる技。そこで、素人は氷で10度まで冷やした豆乳を使う。するとタンパク質はゆっくりと固まり始める。その間に均一に混ぜ、十分ににがりが行き渡ってから、加熱するとしっかりとした豆腐ができる。
巻物5番目の項目は、「五つ、いったん冷やしてにがり入れ」と書き変わった。
これで豆腐は固まるようにできるが、作った二つの豆腐を食べ比べると味が全然違っていた。濃くて美味しい豆腐を作るポイントは搾り方にあった。
お父さんは力ずくで搾り、一方、お母さんは水の中でもみ洗いする要領で搾っていた。結果はお母さんの方が濃い豆乳を作っていた。お父さんのやり方では内側に搾り出されない大豆が残ってしまう。お母さんのやり方で内側の大豆からもしっかり溶かし出すことが濃い豆乳を作るポイントなのだ。
巻物は3番目の項目は、「三つ、みっちり水中溶かしだし」と書き変わった。
おいしい豆腐を作る2つのポイントがわかったAさん一家、豆腐作りに再挑戦。最後の加熱に使うのが何と電子レンジ。濃厚でプルップルの手作り豆腐ができた。
表面がプクプクしてきたら出来上がり。電子レンジを止めてください。
扉を開けた時にふき出すことがあるので、プクプクが完全に収まるまで待って取り出してください。
一部のスーパーやデパート、生活雑貨店などで販売されています。豆腐屋さんで小分けで売られているところや、わけてもらえるところもあります。粉末のものと液体のものがあり、価格は200円から500円くらいです。
このページに掲載の文章・写真および動画の無断転載を禁じます。 |
||||